保険代理店クライシス…エピローグ(最終回)

 
お客様が3割減ったとしても7割は残っています。
減った3割を取り返しそれ以上の業績を伸ばすため改革や投資をするのも
戦略ですが、それが失敗したら7割の顧客も失うかも知れません。
それよりも残った7割のお客様を大切にして、経費をかけずに公私混同でも
より親密していけば、思わぬ大きな契約に結びつく事があるかも知れません。(^_^’)
なにより、その方が仕事も楽しいし長続きすると私は思っているのです。



「デフレ脱却!雇用拡大!景気回復!」と叫けばれ久しいですが…
その効果もなく国の借金は雪だるまのように増え続け出口が見えません。
そして、このままでは財政破綻すると国民に消費税での負担を迫るようです。
国がここまで借金出来たのも国民の膨大な個人資産のおかげなのに(^_^;)



デフレで物価が安くなっていく事が悪いことでしょうか?
少ないお金で誰もが快適な人生を送ることが出来れば良いとは思えないのでしょうか。



「経済成長の為には技術開発を!」と言いますが…開発されればされるほど
物価は安くなり、人は働かなくてもよくなるのです。(^_^;)
エネルギーは太陽から、それでクルマや電力が賄われ、ハイウェイはタダになり、
交通事故もなくなって自動車保険もいらなくなる…(^_^;)
書籍も音楽も映像も通信も文具も…【iPad】のようなものがひとつあれば
ほとんどお金もかけずに暮らせて、世界中の人と繋がる事も出来るのです。



それによって、これまでの産業が衰退し雇用は失われいくのは必然ですが…
その産業に拘りを持って独立し新たな展開をする事も容易になるのです。
21世紀の技術開発とインターネットは…
多くのものをタダに近づけ!あらゆるモノをフラットに開放していくでしょう。
それは既得権者にとっては喜ばしいことでは無いようです(^_^;)



保険代理店の仕事も…
iPad】(のようなもの)一つあれば事務所も従業員もいらず、いつでもどこでも
業務に対応できて、その代理店にカストマイズされたシステムを作るぐらい
その気になれば作れない時代ではないはずです。



代理店は保険会社に雇用され給料を頂だいているわけではありません。
お客様から頂だいた保険料から一定の割合の手数料を頂だいているだけで。
代理店がかけるテマヒマは保険会社にとってはまったく関係が無いのです。
それなのに、なぜ保険会社は小さな個人代理店を効率性や収益性が
低いという理由だけで評価し淘汰させようとするのでしょうか?
保険業界の中からも異議の声はほとんど聞こえてきません。



多くの小さな代理店が、そのライフスタイルの中で時間と経費を使い
それが小額であっても保険料収益を挙げていく事は大きな視点から見たら
保険会社にとって決して悪い事ではないはずです。
それどころか、一足早く老齢化社会に突入した日本の保険代理店の
このような形態が【クールジャパン】として世界から注目されるかも知れません(^_^;)



保険会社がグローバル化の中で改革をし闘わなければならない事も理解します。
保険代理店が自らの意思で統廃合し新しい展開にチャレンジするのも大いに結構です。
そんな中で”その時の”一方的価値観で、小さな代理店を消滅させることは
保険会社にとっても、日本社会にとっても損失であるという事。


そして何より小さな保険代理店自身がそのような認識をも持って頂きたくて
今年65歳になる黄昏の代理店の思いを40回にわたり…
そして最終回は長文で書いてしまいました。ふ〜(^_^;)



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