サイレント・マジョリティ

  
サイレント・マジョリティ」=『物言わぬ多数派』


前回で連載を終了した【保険代理店クライシス】の中で
何も言わず黙って淘汰されていく数多くの保険代理店に対し
使おうとしたのですが、なぜかしっくりとせず結局使いませんでした。



この言葉が使われるようになったのはベトナム戦争への反戦運動が盛んな
アメリカで、戦争推進派のニクソン大統領の
「大多数の物言わぬ国民は戦争を支持している」との演説からで
その頃の事は私もよく覚えています。



昔も今も私は戦争には一環して反対でしたが、
当時の日本の学生運動には批判的で彼らともよく議論もしました。
そういった意味では当時の「サイレント・マジョリティ」というより
「ノイジー・マジョリティ」だったのかも知れません。



エジプトで29年続いたムバラク大統領の独裁政権が国民デモによって
崩壊の危機にあるようです。
きっかけとなったのはチュニジア民主化運動を支持する青年や野党が
フェイスブックツイッターを使って23年続いた政権を倒した【ジャスミン革命】に
エジプト国民が触発されたようです。



インターネットによって「サイレント・マジョリティ」だった大多数の人たちが
発言をし意思を示すことで、政治や社会を大きく変えていく事は必然であり
素晴らしいことだと思っています。
でも注意しなければならないのは、フェースブックが普及したと言っても
まだ5億人で世界人口の1割にも達していないということです。
一方向に突き進み少数意見が抹殺されたのでは、これまでと同じです。



世界中の老若男女の全てがホンネで語り、繋がっていくのにはまだまだですが
iPad】のような端末ツールが普及すれば、それほど時間がかからないかも知れません。



そんな時代になっても元気でいられたら…
「ノイジー・マイノリティ」として私は存在したいと思っております(^_^)



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