ネット時代!保険の歩き方(スペインより) (23)


スペインはスロー・フードの国だという事を身をもって感じました。
食べ物だけでなく基本的に人生を楽しむというのが生産性や効率性より
優先されているようです。



なぜ、そんなことが可能か?…というとい
ほとんどが減価償却していて固定費がかからない中で、企業ではなく
個人、個人が自分が楽しく気楽に生きるぶんだけの稼ぎが出来てば
ハッピーと思っているからではないでしょうか。



従業員の給料や高い家賃を払い大型代理店を維持するためには、
契約者にはイマイチでも収益性の高い保険を売って行かなければならない
…と言っていた代理店経営者がいました。



定年になるまでは我慢してでも給料が良いこの仕事を止めるわけには
いかない、と言ってた社員もいました。
あるていどのお金が溜まったら、保険の世界からサッサと足を洗って
好きなことをしたいというトップ・セールスマンも知っています。



どうして、保険の仕事をエンジョイしながら楽しい人生を送りたい
という人があまりにも少ないのでしょうか?
ほんとうは、そういう思いの代理店の人達は大勢いるのかもしれません。
しかし、そのような代理店は淘汰の対象になっているのです。
街から魚屋さんや豆腐屋さんや八百屋さんが消えたように。



でも、古くから個人でやっている代理店は、そんなにムリをしなくても
自動車保険や火災保険の更新もありますし、お客様からの相談や
紹介もあるでしょう。
お客様にとって重要なのは保険の入り口でなく出口です。
出口は経験によって磨かれるもので、お客様にとって出口に精通して
いる代理店ほど心強いものはないのです。



人生を楽しみながら、お客様にも喜んでもらえる…



高齢者にどんどん働いて欲しいという時代に保険会社は
個人代理店を淘汰するのではなく、大切に育むことを考える部署を
ひとつぐらい作っておいてもムダにはならないような気がするのですが
いかがでしょうか?



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
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