ネット時代!保険の歩き方 (9)


保険会社は信頼回復の為にとか…
契約者が契約内容を充分に理解して頂く為にとか…
を理由に、莫大な資金とエネルギーを注いでいます。



しかし、本当に心の底からそう思っているのでしょうか?
本当に賢い消費者が増えること保険会社は望んでいるのでしょうか?
本当は自分の頭で考えて、保険の事がキッチリ理解出来て
自分にあった合理的な保険を選べる消費者が増える事を望んでいるのでしょうか?



本当に契約者に保険の事を判ってもらおうと思ったら
まずは契約者のニーズを聞いて充分に話しあうことです。



お客様のニーズを聞くことは大切ですが、そのニーズだけを簡単に聞いて
保険を勧めることは、とても危険です。
そのニーズはテレビCMや世間の風潮で作られてものかもしれないからです。



私は今まで多くの相談者のニーズを聞いてきました。
中には具体的な保障内容や商品名を名指しでこられる方もいます。
しかし、相談者のニーズの奥にある本当のニーズを掘り出していくと
まったく180度も違った保険や保障になる事が多いのが現実です。



私は生命保険の保険診断を20年近くライフワークとしてやって
特に96年に損保系生保を扱うようになってしばらくは、かなりのハイペースで
損保のお客様の生命保険証券をお預かりして証券診断をしました。
そこで私が実感したのは『生保はわざと複雑にされている』という事でした。



それまでの損保はシンプルでした。
しかし、気が付いてみたら、自動車保険や火災保険がセット化・大型化して
特約をちりばめてキレイなパンフレットが用意され、
私が保険診断していた生命保険の大型セット商品ようになっていたのです。



『わざと難しく作っている』…というのは、あくまで私の仮説ですが(^_^;)
それが根底にあると仮定したら、繰り返しになりますが
本当に賢い消費者が増えること保険会社は望んでいるのでしょうか?


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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。