そもそも…農薬って?

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『写真は7月26日・横浜』




少し古い話ですが、昨年成田からボストンに行く飛行機の中で
奇跡のリンゴ』という映画が見ました。
青森県弘前のりんご農家の木村秋則さんがモデルで
世界で初めて無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功するまでの物語で
私も長野県・飯山で無農薬・不耕起での稲作の会に入っていて
とても興味深く映画を楽しむ事が出来ました。




そうなると木村さんのリンゴを実際に食べたくなるものですが
木村さんの農園で収穫されるリンゴの数は限られていて
需要が供給に追いつかず簡単には手に入らないようです(^_^;)




ここで私は素朴な疑問が頭をよぎりました。
無農薬で無肥料で自然に任せて、抜群に美味しい、決して腐らない、
素晴らしいリンゴが栽培されるなら
弘前のリンゴを、いや青森のリンゴを、いや日本のリンゴを!
奇跡のリンゴ」として世界に売り込めば
リンゴ農家は農薬や肥料も手間もかけずに自然にまかせて
世界一のリンゴが高額で販売出来るなら、やらない方が不思議です。




その為には木村さんが10年ほど経験した、
土を自然栽培に戻す為にリンゴ栽培が出来ないというブラクが生じますが
木村さんはお金もなく試行錯誤の中でやった時よりは短縮するでしょうし
奇跡のリンゴ」を生産する為の投資と思えば安いものではないでしょうか。




しかし…現実は違うようです。
木村さんは弘前のリンゴ農家でも未だに孤立しているようです。
詳しい事はよく分かりませんが、
無農薬で従来と違った農法については、
古くからの農家は元より農協や国が快く思っていないようなのです(^_^;)




日本は世界一の農薬使用国のようで、農薬や肥料を大量に消費する事によって
この国の農協を始めとする農業産業の構造が成り立っていて
木村さんのような農業をされたら困るという
原発”同様に”農薬”を守りたい勢力が圧倒的!…といういう事なのでしょうか(^_^;)




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