金か?命か?

  
『写真は3月12日・味噌作り初日』




原発に対する政府の対応などを見ている
「金と命、どっちが大切だと思っているのだ!」と
問い詰めたくなる今日この頃の私ですが…
そのような比較は無意味だというブログがありました(^_^;)




そのブログによると、
お金のある国は寿命が長く、お金の無い国は寿命が短い。
お金があれば貧困による自殺者も減る…との考えで
金と命は対立関係ではなく、同等の相関関係にあるというのです。




そのブログの内容を要約すると…
原発と火力発電の燃料費の差額は2兆円…原発を稼働で浮いた2兆円があれば
貧困対策・自殺対策・児童虐待対策で一人2000万円あれば命が救えたとしたら
2兆円で10万人の命が救える。(^_^;)
次に原発事故が50年に1度300万人に影響があったと過程し…
それを分母を50年間に揃えたとすると…
貧困などで命を救われ便益を受ける者が500万人。
原発事故で損失を受ける者が300万人。
故に原発稼働では便益を受ける者が多い…となるようです(^_^;)



算数に弱い私には、まったく理解できません。
原発稼働で浮いた2兆円が一人2000万円で10万人の命を救うという計算のようですが
その10万人をどのように特定するのでしょうか?
2兆円といっても人口で割れば一人15000円です(^_^;)




原発事故を50年に一度で被害者300万人との"根拠"は
どこから出てくるのでしょうか?
原発事故による損害が保険の世界で不担保なのは、
保険では払い切れないほどの莫大で広範な損害の可能性があるからです。




人間が作った”金”が”命”と同等に扱かい
世界水準から見て充分に豊かになったこの国なのに
「金も!命も!」と人々のこころを貧しくさせて追い詰める…
そんな政治や社会風潮に私は異を唱えずにはおれません(^_^;)




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