そもそも…保険販売って?

  
『写真は2月4日・品川にて』




1月31日発信のブログで自営零細の"保険屋"にプライドを持っていると
書きましたが、その翌日の日経新聞の一面に
『保険販売ルール創設』『金融庁 投信並みの説明義務』『保険業法改正へ』
…といった記事が掲載されていました。




これだけ読めば多くの消費者は良い事だと思われるかも知れませんが
簡単に言ってしまえば保険販売のマニュアル化パターン化と私は思っています。
マニュアル化とは専門知識や経験に頼らず効率的に販売出来るシステムです。
マニュアル化した保険販売を法令によって義務付けるという事は…
契約者は説明を確認した旨の署名をさせられるはずです(^_^;)
保険という商品を短時間で効率的に契約者が納得する情報を提示する事など不可能で
これは契約者保護ではなく保険を販売する側の保護に私には見えるのです。




私は保険のメール相談を集中的にやった時期がありましたが
生命保険の顧客ニーズは全くアテにならない事を実感しています。
私は相談があったら先ず最初にニーズと関係なく私がお勧めする保険の
相談者の年齢性別から算出した極簡単な資料を添付し、
そこから相談者の素朴な質問にメールのやり取りで続けるというものです。
匿名のメール相談者ですから相談者は何時でも打ち切る事が出来ます。
重要な事は相談者がじっくりと時間をかけて考える時間を作って頂く事です。
短くても一ヶ月以上のやり取りでニーズと違う保険に加入して頂きました。(^_^;)




私はT社の専業代理店ですから他社の保険商品は扱えませんがT社の私が良いと思う
保険商品に関しては徹底して勉強し、売りたくない保険は扱いません(^_^;)
お客様は保険会社も商品も保険屋も選び放題で情報も溢れているのです。
今はやりの数多くの保険会社の商品を取り揃えてた保険ショップ
ニーズを言えばニーズに添った商品が即提示され効率よく契約に至るでしょう。(^_^;)




因みに私が相談者に勧めていた保険は今ではほとんど売り度目になっています。
そのような保険商品は保険屋にとっても利益の少ない保険でしたが
私どもの良い顧客として理解者として…公私ともに長くお付き合いを頂いています。




保険に限らず…あらゆる商品や情報が溢れる時代に成れなば成るほど
国が消費者に思考停止を求めるようになっていくのは…なぜなのでしょうかね(^_^;)




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保険屋KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や保険商品を中傷するものではありません。