そもそも…最高裁って?

  
『写真は10月ニューヨーク』





20日の『一票の格差問題』の最高裁判決…
25日の国会での『特定秘密保護法案』の強行採決
そして憲法に関わる問題が多い昨今でもありますので
ココで"最高裁"についても触れておきたいと思います。




立法・行政・司法の三権分立の中で、
立法と行政がロクでのないと書いてきましたが(^_^;)
司法はソコソコ頑張てるなと印象を私は持っていました。
それは検察の国策捜査とも思われる裁判での無罪判決や
憲法を廻る裁判に於いても多くの違憲判決を出していたからです。
特にこれまでの高等裁判所における『一票の格差』に対する判決は
次々に”違憲判決”を出していたからです(^_^;)




しかし今回の最高裁の『一票の格差問題』の判決は
違憲”から”違憲相当”になって、立法府(国会)も”0増5減”などで
努力をしている事を認め、国民の権利が大きく後退させてしまいました。
この件については『そもそも…主権者って』でも触れており
その中では現実的な判決としては一定の評価はしていますが
『そもそも…最高裁って?』となると、そうは行きません(^_^;)




憲法には国民は主権者であり、国会議員は国民の代表であり、
多数決によって議決される…と書かれているのだから一票に格差がある事は
憲法違反ではないか!」…と原告は訴えているのです。
これまで高等裁判所は”違憲判決”をしているのですから、最高裁が出すべき判決は
違憲”または”合憲”であって、「”違憲相当”で”0増5減”などの一定の努力を認める」
なんて判決は主権者たる国民を舐めたモノとも思えてくるのです(^_^;)




今回の最高裁の裁判官は14名、それぞれがどのような判決をしたかは公表されています。
ただ一人、女性裁判官は”違憲”で一票の格差があってはならいと明言。
3名の裁判官は”違憲”とし、残りの10名の裁判官多数によって今回の判決になったようです。
衆議院の任期は解散でもしない限り後3年もあり安倍首相のやりたい放題が
続くかも知れませんが、次回の衆議院選挙での主権者の審判が楽しみです。


そして同時に行われるコレまで何の事かもサッパリわからなかった
最高裁裁判官審査”も主権者たるもの勉強しておかなくちゃと思っています(^_^;)



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