そもそも…種(タネ)って?


【写真は8月4日・野沢温泉にて】



今、わたちが食べている野菜の99%いや、それ以上かも知れないほど
種の無い野菜である事を…知ってる人は知っていますが
知らない人も、まだまだ多いようです。



私もその事を知ったのは東大和(都京都)で自然農法での野菜作りを初めた
2009年の春に種蒔きをした時、袋に『F1種』と書かれいて
どうにも気になって家に帰ってしらべてビックリ!
もうこれは常識という事で、それにまたビックリ!したものです。



なぜこのF1種というタネが使われるかというと、
そのタネを使うと確実に粒ぞろいの野菜が数多く実って商品になるからです。
農家が商品として卸すには味は二の次でまず形が揃っている事だそうで
タネは農協などから購入しても全体のコストからみたら負担も少ないのと
毎年、タネを取るテマヒマを考えたらF1種は農家にとってメリットがあったのです。



そういえば昔はよく見かけていたネギ坊主を見る事がなくなりました。
あれはネギの種をとるためにネギ坊主の花を咲かせているのですが、
タネを獲る事がなくなったので日本の風景からネギ坊主は消えたそうです。(^_^;)



F1種によって在来種といわれる多種多様の日本の野菜がどんどん消えているようです。
たしかに農家も作物が売れなければやっていけませんが(^_^;)



11日(日)の日経新聞トップに【イオン、全国で大型農場】という記事が載っていました。
PB野菜、販売1000億を目指し大規模な直営農場のようです。
他の大手流通も同じ戦略のようで、これもアベノミックスの成長戦略の一つのようですが
”農業”がどんどん破壊され歯止めが効かなくなってきたように思えてなりません。



農家がスーパーで販売するための粒ぞろいの野菜を生産しても、
直営大型農場で効率よく量産されたら、やがて農家も相手にされなくなるでしょう。
でも、これは日本の農家にとって考えるチャンスかも知れません。



自営農家は原点に戻って、その土地にあった季節の野菜を種からとって…
大変かも知れませんが、このような時代だからこそ、必ずファンはいるはずです。
どうせ農業をやるのなら拘ってやる方が面白いと…私は思うのですが(^_^;)



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