「あの状況下で私の立場では…」


【写真は12月25日・年末恒例のボランティア・ハート・コンサート】



この国の経済や政治や行政の中枢にいる人たちは
それぞれは学歴も高くアタマの良い人たちが多いはずですから
私のような人間が警告しなくても
”こんな事”を拍車かけてやったら財政破綻する可能性はゼロではない事は
充分に判っているはずです。
それが判って断行し財政破綻をした時には、多分こういうでしょう。
「あの状況下で私の立場では、そう決断するしか方法が無かった」…と。




これは日本が戦力的には遥かに劣っていると判っていても太平洋戦争を断行した
その時の日本帝国の中枢にいた人たちが口を揃えていった言葉です。




この時の日本は真面目な?軍事国家ですから
例え負ける可能性が高くても勝利する可能性に軍事力を持って
尽くすのが彼らの任務であって、例え本人は個人的に苦悩しても
戦争を持って遂行しなければならない立場にいるのです。




その結果、原爆を二発も落とされ昭和20年8月15日
300万人の犠牲者を出した戦争は敗戦を向かえるのです。
日本人のスゴイところは
それでも「国に騙された!」と激怒する人たちは僅かで
「私もそんな事だと薄々は感じていたけど…」となってしまうところです。(^_^;)




今のこの国の状況を見ていると…
私はソノ時代の様相に近いものを感じてならないのです。
私は随分前から「経済成長を求め続ける事は不可能」と言い続けていますが
資本主義経済の世界に於いては
経済成長を続けなければ資本主義経済そのものが成り立たないのです。
真面目な企業家も、真面目な官僚も、真面目な政治家も…
そして真面目な国民も、その事を(薄々でも)感じているから
”経済成長”に、全て託すよりしか道が無いのかも知れません。




しかし先の戦争で300万人もの死者が出た事は忘れてはなりません。
財政破綻で死者は出ないでしょうが、
これによる犠牲者の数は計り知れないものになるはずですが…
そうでもしなければ、この国は変る事が出来ないのかも知れません(^_^;)



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