KENのアメリカ・レポート その3


【写真は11月23日・ハンツビルのターゲットにて】




日本人にとってアメリカは近くて遠い不思議な国です。
鬼畜米兵と言って戦争を闘い原爆を落とされて憎しみの国であり
戦後は一転して豊さの憧れの国になっていました。




1946年生まれの私にとっても
60年代のアメリカンポップスは私の青春であり
私がもしアメリカに生まれていたらベトナム戦争に駆り出された世代であり、
アメリカは常に身近な存在でした。
始めての海外旅行のハワイを皮切りに、新婚旅行はロスのディズニーランドを始め
アメリカにはもう何度も旅をしてクルマでドライブもしてきました。
その割には英語がまったく上達しない私ですが(^_^;)
妻や娘や周囲のカバーもあってアメリカの大いにエンジョイをしてきました。
娘がアメリカ人と結婚する事になったのも、その影響があるのかも知れません。




しかし、ここ数年…ハワイやアメリカに来るたびに日本の豊さを感じるようになり
反対にアメリカの貧しさを感じるようになったのです。
娘婿のランスは教養も深く日本文化もよく理解し収入もそこそこある典型的な
アメリカ人で貧乏な親としては一安心でもあるのですが(^_^;)




私が長野県の飯山に年に何度も行くのは、そこに”豊さ”を感じるからです。
その”豊さ”とはお金に換算出来ない豊さばかりです。
アメリカで感じる”豊さ”は考えてみたらすべてがお金が介在する豊さばかりです。




でも、これは良く考えてみれば理解出来る事でもあります。
コロンブスアメリカ大陸発見、メイフラワー号の上陸から400年ほどの歴史しかない
宗教も言語も民族も文化も違う人間が寄せ集まって、自由で平等で豊かな国を目指し
最強の資本主義国家を作り上げたのではないでしょうか。
私がアメリカに魅せられたのは映画も音楽も食べ物も文化もファッションもアートもデザインも
何から何までカッコー良くて判りやすいという事だったのです。
それらは日本を始め世界中に売り込まれ、アメリカは世界一の経済大国になったわけです。




そのアメリカが時代の流れの中で疲弊し始めている事は多くの人が知る事実です。
消費することによってしか経済を維持する事が出来ないシステムを作ってしまった
アメリカがどう変っていけるのか興味深いところです。



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