ネットの”使い道”…その15


【写真は7月9日・ハワイ(オアフ・カネオヘ)】



企業は少しでも利益を上げるために、
人件費などの経費を極力絞って生産性・効率性を高めようとしますから
技術開発で人手がいらなくなれば当然雇用は失われていきます。



企業は少しでも売れる商品を開発しますが…それは既存の商品を駆逐して
それを造っている企業の雇用が失われていくのです。



日経の1週間ほど前の朝刊に
スマホタブレット端末ひろがる】【経済効果年7.2兆円】という見出しで
2012年版の総務省の「情報通信白書」の試算を掲載しています。
スマホ普及の経済効果は大きく、また雇用の面でも
情報通信産業で年9.9万人
他産業の波及も含めると33.8万人の普及が見込めると
かなり具体的な数字を出して、スマホタブレット端末の普及に期待を寄せているようです。



6200万人いた日本の就業者がリーマンショックで130万人減ったと大騒ぎしているわけですが
スマホタブレット端末の普及で記事にも書かれているように他産業への波及も含めて
34万人程度が増えるだけのはなしです。
それよりもスマホタブレット端末の普及で逆にこれまでの企業が成り立たなくなって
雇用が喪失される数の方がケタ違いに大きいのではないかという事です。




スマホタブレット端末が一つあれば、これまで必要だった多くのものがいらなくなります。
本や雑誌などの印刷物や、映像・通信・音響などの機器やメディアなど挙げていけば切りがありません。
スマホタブレット端末では代替の利かない衣食住や観光・流通といったような産業も
多くの人が簡単に身近なところから親身で格安な情報を手にする事が出来るようになって
これまの企業が成り立たなくなる事だって考えられます。



スマホタブレット端末に限らず、
これから多くの需要が見込まれる技術や産業は、電気自動車であれ、新薬であれ、エコ商品であれ、
エネルギーであれ、それらが普及する事でこれまでの産業の多くは成り立たなくなるのです。
ようするに”雇用の場”は減る事があっても増える事など私には考えられないという事です。



でも…これはとても素晴らしい事でだと私は思っているのです。
なぜならば、人はムリをして働かなくても暮らしていける良い時代がやってきたのですから(^_^;)




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