ネットの”使い道”…その3


【写真は6月22日京都・両足院】



インターネットは組織や団体が使うより、
個人・個人が使うのに親和性のあるメディアである事に異論を唱える人は少ないと思います。




ヒットラーは新聞やラジオを巧みに利用しナチス帝国を築いたと言われていますが…
Facebookをはじめとするインターネットが中東の独裁者を次々に倒していく”アラブの春
ネットの威力に怯える独裁者はアラブに限らず世界中にいるはずです。




先日このブログで日経新聞の【フェースブック狂想曲】の連載記事に対する私の違和感
を述べたものですが…そこに書き忘れた事がありました(^_^;)
5月30日の”アラブの春”にふれた記事の締めとして、こんな事が書かれていました。




確かに心の壁は崩れ古い秩序は倒れた。
しかし、SNSが新しいリーダーや新しい秩序を生み出せたわけではない。
不満の声を上げる手段を持たなかった民衆に「拡声器」を与えたフェイスブック
その威力と限界の評価はこれからだ。




Facebookが大きな政権や組織を崩していく事は得意でも
大きな国家や組織、それを率いるリーダーを生み出す事は得意ではないのです。
なぜならば国家や大きな組織とは、その組織を維持していくためには
”個人”を犠牲にしていく側面を持っているからです。




もちろん人間は一人では生きていけません。
したがって国家も企業もいろいろな団体も無くなる事はないでしょうが
それはあくまで”緩やかな”なもので個人を犠牲にするもであってはならないと
私は思っているのです。




インターネットは国境や組織の壁を越えて、
その人の感性・趣味・関心事で、高度なコミニティが簡単に作れてしまうのです。




Facebookに代表されるインターネットが得意とするのは…
このようなゆる〜いコミニティを世界中にモザイクのように作っていく事で、
その”コミニティ”がイヤになったらサッサと辞めればよいだけのはなしです。
組織の為に個人を犠牲にしてきた人類の歴史からオサラバして
そろそろ次のステップに移っても良いと私は思っているのですが(^_^;)




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