気になる記事…【地震保険の見直し着手】


日経新聞24日(火)の朝刊
今後、予想される首都直下型地震東南海地震が発生しても耐えらる…
地震保険制度の見直しに財務省が着手したという記事です。



保険屋の私にとって、どのように見直されるのか興味深いニュースで
この記事に対して”??”を付けてイチャモンをつける事はありません。(^_^;)
興味深い記事ではありますが
見直しに着手した…というだけで具体的にどうなるか?は
これからという事で何も判りません。



この国の損害保険では
地震による災害は基本的に補償されない事になっています。
地震列島のこの国での地震災害は”戦争”や”核汚染”などと同様に
一旦事故が発生すると規模の予想が計りしれないという事で
3.11発生までは”想定外”の大震災だったようです。




ところが今後予想される首都圏直下型地震の地域ごとの犠牲者予想では
どういう根拠か判りませんが1名までの単位で公表され驚きました(^_^;)
もう大地震は”想定外”では無くなったようですから
地震保険も見直さなければならなくなったのでしょう。




これまでの地震保険は…
住宅の建物と家財にだけ付ける事が出来て
火災保険での保険金額の半分まで、しかも上限が建物5000万円、家財1000万円
2億円のマンションの建物でも5000万円しか付けられなかったのです。
住宅以外の火災保険は地震補償には無力なのです。
今回の大震災で私の法人契約者の仙台の倉庫が浸水で損害に合いましたが
保険で対応する事は出来ませんでした。
3.11での地震保険の支払いが1兆円規模と保険会社は豪語?しますが
そんな程度ど保険が社会的責任を果たしたとは、私にはとうてい思えません。。



だからと言って…地震保険で多くを補償するようになってしまうと
助け合いの気持ちが薄れ「保険に加入していないのが悪い!」
なんて風潮になるのも嫌な世の中ですね(^_^;)



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