私の履歴書?…つづきの8(^_^;)


【12月18日・カレンダー配りの一日】




私が生命保険の証券診断をして、その契約の解約を薦めたのは
ほんの僅かでした。
生命保険の会社は財務内容が悪化した会社から順に破綻していきましたから
次の破たんが危ぶまれるような保険会社の
一時払養老や貯蓄性の高い保険の解約を薦めたぐらいでした。
死亡保障が目的の終身保険は解約返戻金はそれほど多くないので
そのまま安い保険料で大きな保障がある今の保険の維持を薦めました。




体力が弱った生保会社から次々に破綻していくのは
保有契約の【予定利率】が高すぎて、その負担に耐えられなくなったためで、
すなわち↑でも書いた
契約者にとっては、安い保険料で大きな保障やキャッシュバリューのある
保険契約が保険会社の不良債権になってしまったという事です。



したっがてピークの時には6%〜6.25%あった予定利率は、
このような事態になるまで予定利率の引き何度もやってきているのです。
因みに私がF生命(国内生保)での契約の多くは、
この予定利率が引き下げられる直前に 「最後のチャンス!?」と
お客様にご案内したモノで、
私の保有契約のほとんどがF生命にとっての不良債権になっています(^_^;)



私が証券診断をした保険の中で、やはり大きなウエートを占めているのが
「定期特約付終身保険」でした。
そしてこの証券のほとんどが”転換”をされた契約だったのです。
”転換”とは、それまで契約してきた保険契約をチャラにして、それまで溜まっている
積立部分(解約返戻金など)を原資にして新しい保険にする事です。
契約者にはその具体的な内容はまったく知らされず、
「新しい保険が発売されました!今の保険を下取りしてこの保険にすると
こんなに素晴らしい内容になります!」と薦められ、
保険会社の”不良債権”は”掛け捨て保険”に転換され解消されているのです(^_^;)



保険営業の仕事をやっていて常に思う事ですが…
お客様の利益と、保険会社の利益が相反する事がとても多いという事です。
そして保険代理店はどちらにつくべきか?(^_^;)




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