保険はビジネスで゛助け合い゛の要素はないのか?


【写真は10月24日・京都宝ヶ池にて】



【保険料の値上げについて考える】のテーマをちょっと中断して
坂本嘉輝さんから頂いた以下のコメントについて考えてみたいと思います。



>私は保険がビジネスになったことによって
>初めて保険という制度が確立されたんだ、と思います。
>そしてそのビジネスに「助け合いの制度だ!」などというまやかしが登場してきて
>様々な問題を引き起こしているんだと思います。



これまで大抵の事には相手が誰であろうと、私の意見を率直に思うままに
書いてきたのですが、今回はいろいろと考えてしまいました(^_^;)
坂本さんはアクチャリーですから、原発問題や社会問題ならともかく
この言葉に重いものを感じてしまいます。



私もお客様に「保険は助け合いの制度でして…」なんて言った事はありませんし、
保険代理店を慈善事業でやっているわけではありません。
ただ、私はこのブログでも代理店手数料は公開しても良いと書いていますし
適正な手数料を頂だいていると思っています。



保険という制度は゛助け合い゛から始まった事は誰でも理解が出来ます。
保険に限らずいろいろなものに起源があって、
それがビジネスになっていったものは数限りなくあります。
ビジネスは金儲けが目的ですが、それが健全になりたつためには
適正な利益と、社会的に存在する意義がなければなりません。



保険がビジネスになった事で、保険制度が確立されたという事ですが
それによって消費者はどのようなメリットが生じるのでしょうか?



インターネットが普及し、もっと高度になっていけば、
いろいろなリスクに対して、みんなでお金を出し合って
みんなでオープンに見える形にして、リスクがあった人が受け取る…
なんてサイトが簡単に出来てしまうかも知れません。



これからの時代は゛分かち合い゛の時代だと私は思っているんのですが、
保険が゛奪い合い゛になっても支持されるとは私は思えないのですが(^_^;)




人気blogランキングへ


このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。