保険料の値上げについて考える…4


【写真は10月17日宮崎県の綾にて】



40歳から保険の仕事を始めて25年になりますが
保険商品が複雑になっていく一方で保障内容を覚えるだけでも大変です。
TN社にはC保険という大型商品があり、その商品に関するヘルプデスクが
あって私はそこによく商品について訊ねます。
従来からの自動車保険とC保険の中で扱う自動車補償があり、その違いの中で
判らないところがあるので訊ねると、C保険の事しか答えられないというのです。



このC保険が抜本改革で、抜本後の商品ヘルプデスクと、
抜本前の商品ヘルプデスクの2つが出来たのですが、
そこで、片方の商品ヘルプデスクに商品の違いを聞いたのですが
ここでも片方の事に関してはお答え出来ないというのです。(^_^;)



これに限らず、私が社員やヘルプデスクに商品についての質問して
納得出来る回答が頂ける頻度はとても少なくなってきたような気がします。



保険種類も増えて、そのうえ商品がやたら改定されるのと、
保険会社の社員も人数が減らされた、仕事がハードになっていくようで
商品について詳しく勉強するヒマなんてないようです。



それは保険代理店にとっても同じ事が言えるわけで
私のような一社専属の代理店でこうですから、
多数の保険会社の商品を扱う代理店など、とても大変だと私は思います。



こんなわけですから、一般のお客様はどれだけ判って契約するのでしょうか。
こんな事を代理店が言ってしまうと問題かも知れませんが
誤解を恐れず言ってしまえば、”ほとんど判らずに加入しているのです”



私は契約者のニーズや疑問については納得頂く為出来る限り説明を
するようにしていますが、それはあくまで保険のごく一部であって…
後はお客様は”私”や”保険会社”を信頼して”契約”頂だいているのです。



その信頼を失ったら保険代理店を長期に続ける事が出来ません。
だから、故意に複雑にしたと思われるような商品や
説得力に欠ける保険料改定(値上げ)には目が行ってしまうのです。



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