保険料の値上げについて考える…3


【写真は10月9日・飯山の笠木さんの田んぼ】



保険会社も…保険種類も…販売チャネルも…どんどん増えて多様化し
消費者の選択肢が増える事は時代の流れで悪い事だとは思っていません。
選択肢が増えれば増えるほど、小さくても個性意的な
保険代理店が重宝されると私は思っているからです。



自動車保険に限らずあらゆる保険商品は
保険料の安さだけで価値が決まってしまうものではなく
個々のお客様と細く長く顔が見える形でよりそっていく事で
お客様にとっても代理店にとっても価値が増大していくものと私は思っているのです。
 


なぜならば、これからの時代、右肩上がりの経済成長は期待できず
お客様が支払えるお金も限られていているからです。
そんな中で保険代理店を維持していこうと思ったら、経費をかけず誠意を持って
お客様のニーズに添った、しかもリーズナブルな保険を提案していく事が
低成長・少子高齢化の時代の生き残り作だと私は思っているからです。



自動車保険はクルマ1台につき1契約しか出来ません。
クルマが増えない、マイカー離れはする、電気自動車で事故は激減する…
限られたパイどころか、パイそのものが今後どうなるかも判らない自動車保険なのに
なぜなのか?どこの保険会社も目先の”売上げ競争””シェア争い”に賢明なようです。



なぜなのか?私にはどうしても理解出来ない事ですが
保険会社は常に右肩上がりを目指さなければならない宿命があるようです。
自動車保険の新規加入者が少ないという中で、他社に保険契約を取られず、
全ての契約者に更新したとしたら、こんな時代にラッキーな事だと思うのですが
それだと割引が進んだ分だけ売上げは落ちてしまいます(^_^;)



そこで保険会社はいろいろな特約やサービスを付けて保険料を少しでも
多く取ろうと工夫するようですが、これが複雑で判りづらいのです。(^_^;)
それは損保系生保がスタートした時、国内生保の主力商品【定期特約付終身保険】を
故意に複雑にしたとサンザン批判したのと同レベルに
自動車保険を複雑化・大型化していくように私には見えてなりません。



この複雑な補償が採算割れして保険料を上なければ…というのでしょうか(^_^;)



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
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