保険料の値上げについて考える…2


【写真は10月9日・飯山の”森の家”での朝食】



前回のブログで…
火災リスクも自動車リスクも安全性の向上でかなり軽減されているはずで
その視点から見たら、このデフレ時代に保険料の上昇傾向にある事は
説得力に欠けるという事を書きました。



でも【損害保険料率算定会】が会員である保険会社からのデータを集めた結果
従来の保険料のままだと保険会社は採算割れしてまうので値上げをさせて頂きたい
という事は、それなりのしっかりした集計結果があるのでしょう。



その数字だけを見せられたら納得させれるのかも知れませんが、
例えば街の飲食店が、仕入れ価格が上がった、顧客層が高齢化した、なんて理由で
商品の値上げ簡単にやって経営を続ける事が出来るでしょうか。



こんな事を書くと、「これまで出来る限りの合理化や抜本改革をやって身を削り…」
なんて反論があるかもしれません。
たしかに我われ保険代理店も昔から細々とやってきた効率性の悪い代理店の多くは
淘汰され残った私のような代理店も手数料が減らされました(^_^;)
それに、これまで保険会社がやっていた事務・管理などの業務もオンライン化で
代理店がやらされるようになっているのです。



それなのに保険会社は、まだまだ合理化?しようというのか
保険料の値上げ?を代理店に押し付けてきます(^_^;)
こんな表現をするとお客様から「値上げは代理店のお前が押し付けるのだろう!」 
…と言われそうですが、保険会社は保険を直接販売しませんから
契約者に保険料の値上げを押し付けるのは保険代理店の役目で
値上げに納得頂けない場合は顧客を失う事になるのです。



当然それは保険会社の損失にもなるわけですが
現場の社員を見ていると、そんな事より目まぐるしく変わる保険商品や
保険料改定に対応する事に追われ、危機感を感じるヒマさえないようです。
 


保険会社が最も恐れているのは゛売上げが落ちる事゛のようです。
これは保険会社に限った事では無いのかも知れませんが…
この事が色々な問題を生み出していると私は思っているのです(^_^;)



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