保険料の値上げについて考える…1


【写真は10月9日・飯山の蕎麦畑にて】



デフレが恒常化するという時代に困った事に
火災保険や自動車保険の保険料が値上げ傾向にあるようです。
それに正当性があるのなら単純に値上げすればいいのですが、
保険会社はそれでは抵抗があるのではと恐れているのか…
いろいろと複雑に改定をするのでお客様にも代理店にも判りにくいのです(^_^;)



そもそも火災にしても自動車事故にしても昔から比べれば…
住宅や自動車の防災・安全技術は年々向上し、街を焼き尽くすような大火災なくなり
死亡者も毎年1万人を超していた交通事故死も半減しているのです。
だったら保険料も下がって当然と思うのですが…
保険料が上がる事をお客様に説明しなければならない代理店が大変ですし
…なにより代理店自身がまずは納得しかねます(^_^;)
 


そんな時に保険料改定の゛錦の御旗゛のように出てくるのが…
「゛損害保険料率算出機構゛が゛参考純率゛を決定し来年4月から…」と
言ったとても難解な言葉です。
先ずはマスコがこの゛損害保険料率算出機構゛の発表をそのまま報道し
保険会社の代理店を対象にした説明会も、
「これに基づいて不本意ながら保険料の改定をする事に至ったので
代理店やお客様に納得頂きたい…」といった流れになっていくようです。



【損害保険料率算定会】は損害保険会社を会員とする組織。
【参考純率】は会員である保険会社から集めたデータを元に保険料算出の為の
文字通り゛参考゛になる料率で、保険会社はソレに従う義務は無いのです。



ようするに損害保険の保険料は税金や公共料金と違って保険会社が独自に
定める事が出来るのです(金融庁の認可は必要なようですが)
それなのに、これが既成の事実として新聞やテレビの報道から始まって
いつも粛々と行われて行くことに私は違和感を感じてしまいます。



税金や公共料金と違って損害保険はお客様に選ぶ自由も止める自由も
あるのです。



そもそも、どうして保険料を値上げしなければならないにか?です(^_^;)




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