保険がコミニティを壊す?!


【写真は10月9日・笠木さんの田んぼの稲刈り・飯山にて】




『でも人間は゛金融゛がなくても生きていけるのです…』
なんて金融業界の端くれの端くれ、それも保険代理店のは端くれが
偉そうな事を言ってしまいましたが、だからこそ言えるのかもしれません(^_^;)



私がまたこんな事を言ってしまって良いのかどうか判りませんが
゛保険゛がある事で世知辛い世の中になってきたなと思う事が最近よくあります。



先日の台風で私のご契約者のAさんの住宅のスレート瓦が吹き飛ばされ
それがお隣のBさんの家の壁に当たってキズをつけてしまいました。
そして隣のBさんの奥さんから
「コレって弁償して頂けるますよね」…と言われたそうです。



このような自然災害による飛来物での損害は、その飛来物がAさんのモノで
あってもAさんには責任がなく、したがって゛賠償責任保険゛の対象にはなりません。
被害を受けたBさんが火災保険の総合タイプに加入していたら
゛建物外からの物体の飛来゛による損害は対象にはなるのですが
どうも総合タイプでは無かったようです(^_^;)



この住宅街は数年前に出来たオシャレな建売住宅が並ぶところで
台風の突風でその住宅街の半分以上の家のスレート瓦が吹き飛び屋根に被害を
受けたのですが、契約者の゛お隣さん゛は直接の被害が無かったのです。
そして同世代の家族も多くコミニティもそれなりに出来て、だからこそ
親しくしているBさんからそんな事を言われたAさんは困ってしまったわけです。



Bさんの気持も判らないではありません、オシャレで自慢の黄色い壁に
熊の引っ掻きキズのようなモノを付けられしまったのです…。



しかし、これが3.11のような大震災でBさんがこの程度の損害で済んだら
どう思ったでしょう。



この大震災によって助け合いの気持やコミニティが深まっています。
それなのに…生半可な被害?と゛保険”があったために(^_^;)
コミニティを壊していく例も私はたくさん見てきた事をAさんにお話したところ
Bさんにも仲良く納得して頂けたようです(^_^;)




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