金は無いけど時間はある

  
【写真は9月16日・京都での小野瑛子さんパネリストのイベントで】



私の妹が独身のOL時代…ですから40年ほど前になりますが(^_^;)
女友だちと地中海クラブのタヒチ10日間の旅行に行きました。
その頃は日本から、しかも若い女性の観光客は珍しく、
大いに持て囃されたそうです。
そして一週間ほどの滞在で帰国すると知って多くの人たちが
「何か緊急に帰国しなければならない重要な事があったのか?」とか
「なんで、そんな贅沢な旅行をするのか?」とか 
「よっぽど高い給料を貰っているんだろうね」とか
゛10日も゛休みをとって来ているのにサンザンな言われ方をしたそうです。(^_^;)



滞在者のほとんどは一ヶ月以上いるのが普通のようで
妹はカルチャーショックを受けたようですが、
私はそれ以上にこのエピソードが頭に残ってしまいました。
彼らは「贅沢な旅行」と言ってくれたようけど、彼らこそ本当の意味での
「贅沢な旅行」をしているのであって、
自分も出来る限るそのような旅をしたいと心に決めたのです。
 


しかし現実的に勤め人をやったり店舗経営に携わったりしていると
日程を数日延長するのが精一杯で、最長記録が20年前の
クリスマス前に出発して正月明けの10日に帰国したオーストラリア19日間です。



バカンスの習慣が無い日本で仕事を持ちながら長期の海外旅行は困難で
晴れて定年を迎えたら夫婦で海外旅行というのが日本人のパターン化された
ライフプランのようです(^_^;)



ようするに日本人は働ける時は徹底的に働き、仕事からリタイアしたら
ごゆっくりどうぞ!…という事のようですが、
それまで健康で生きている保障も、経済的保障も確実ではありません。



…という事でナマケモノの私は、仕事もソコソコに人生をエンジョイしながら65歳まで
元気に来てしまったわけですが、まだまだ働き続けなければなりません。(^_^;)



「金は無いけど時間はある」…そんな時代が日本にやってきて
そしてやっと日本人が『贅沢な旅』が出来る時代になるのかも知れません。



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