もし首都圏が被災地だったら


1000年に1度という東日本大震災でしたが
これがもし首都圏おきていたら!どうなっていたでしょう。



たとえ津波での家屋の倒壊や犠牲者は少なくても、
一千数百万の人口と、その住居・繁華街・交通機関がひしめき
横のつながりが希薄で、勤め人の多い首都圏。
そこにマグニチュード9の地震が襲ったら
首都機能は長期間マヒしてしまうことは間違いないでしょう。
 


東日本大震災では被災しても謙虚で略奪や奪い合いもほとんどない
日本人の素晴らしさが世界に報道されました。
しかし、見ず知らずの人が溢れる大都会だったらどうなるでしょうか。



東日本大震災の被災者は、その土地で育ち、その土地で生計をたて
その土地のコミニティの中で生活している人たちがほとんどです。
しかし首都圏はその多くがヨソから来た、しかも雇用された人たちです。



首都圏のライフラインが切断され機能停止が長期化してしまうと
地方から来た人たちは首都圏を捨てて故郷に帰ってしまうことでしょう。
もちろん海外の企業も撤去するでしょう…



首都圏のほとんどの施設や仕組みは
多くの人が利用する事を前提に人工的に作られたものです。
それが大災害で崩壊し、人までがいなくなったら、復旧どころではありません。
ディズニーランドは来場者が半分になったら閉鎖するしかなく、
その結果誰ひとり利用者はいなくなって廃墟になるのです(^_^;)



リスク回避の原則はリスクの分散です。
国の効率性を求めるいろいろな政策や
企業のM&Aグローバル化は、それに反しているように私には思えます。



原発もそうですが大きなものほどリスクは大きく
小さなものの寄せ集めは効率が悪くでもリスクも少ないのです。
東日本大震災の復興もその原点を取り違えないでと願うばかりです。



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