復興資金?


今回の大震災の損失は25兆円(原発損害は含まず)を上回るとされ
その復興資金の財源をめぐって議論がされているようです。



民主党は3年間限定で消費税を3%の増税を検討しているようです。
消費税収1%で約2.5兆円の税収で3%なら年間7.5兆円
3年間で計算上はほぼ賄われる事にはなります。



ただし過去の歴史から見ても増税して景気が良くなった例はありません。
それでなくても、この低成長時代に追い討ちをかけての大災害で
消費そのものが今まで以上に冷え込むことも充分に考えられます。
ようするに3%消費税を上げたからと言っても、
消費そのもが落ち込めば消費税もその分は入ってこないというわけです。



これに対して消費税ではなく、
国債を20兆でも30兆で刷って、それを財源にあてればいいじゃないか!…
という意見もかなり多くあるようです。
 


しかし我が国の借金は900兆円、
国家予算は財源は税収6割で残りの4割は公債による借金で穴埋め。
国家予算の支出の半分がその借金の返済にあてられているのです。
ようするに借金に借金を重ね返すあてもなくグルグルまわっているのです。
こんな状況下でさらに何十兆という”国債”を刷って大丈夫なのでしょうか。



今のところは国債が暴落せず国際的に安定しているのは、
国民の個人資産が1400兆円あって、これに支えられているからです。
このバランスが壊れたら、一挙に円が紙くずになる事だってありえるのです。



今回の震災で失われた25兆円を復旧・復興する事は必要かも知れませんが
第一に考えなくてはならないのは”被災者”をどうバックアップしていくかです。



しかし現実の政府の動きを見ていると被災者は劣悪な避難所に置いてきぼりで、
今こそ増税・超大型公共事業の大儀名文が出来たとばかり青写真を引いて
ここでイッキに景気回復とでも思っているのでしょうか。
どうしても私には借金しての大博打にしか思えないのですが(^_^;)



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