マスメディアの終焉

  
原発事故が日に日に深刻さを増していくのと反比例するように…
テレビや新聞などの報道が極端と言ってよいほど少なくなってしまいました。



そんな中での報道は刺激をしない言葉を選び抜き
風評被害”?を極力押さえようとしているのか
およそ真実をありのままに伝えているとは、とうてい思えない状況です。



例えば今朝(5日・火)の日経新聞の一面です
【低濃度汚染水、海に放出】という見出しです。
”汚染水”と言っても、どこでもあるような”汚染水”でもなさそうですし
”低濃度の汚染水”を海に放出しちゃった!…
何て言われても何を基準に低濃度というのかも良く判りません。



こんなモノが震災前に北朝鮮から流された!、何てニュースが入ったら
国を挙げて大騒ぎするかも知れませんが、大した問題でも無いようです。(^_^;)
もちろんテレビも、もうこの程度の事で特番を組む事もなく…
結局のところ「ただちには影響ない」という事で終わるようです。(^_^;)



でも、このようなマスメディアを一方的に責める事も出来ません。
彼らは彼らなりに、出来る範囲でそれなりに頑張っているように思えます。
”マス”であるがゆえに”お上”からの規制や圧力を無視する事は出来ないのは
どこの業界も同じです。
またNHK以外は民間企業、限られた時間や紙面の中でのビジネスと
ジャーナリストとしての葛藤をしているかも知れません。
 


ワイドショーの春の番組編成で降板させられるコメンテーターが最後の挨拶で
「番組では思っている事が充分にお話し出来なかったが、これからは別の形で
自分の言葉を発信をしていきたい」…と言ったのが印象的でした。



”別の形”とは…インターネットの事だと思います。
マスメディアが大本営(お上)やスポンサーを気にして言葉を失っていく中、
インターネットでは原発に直接携わっていた専門家や多くの知識人が
”個人”として顔を出しホンネを語り初めているのです。
大きな時代の変わり目を実感せずにはおれません。



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