ただちに…

  
「ただちに…健康に害を及ぼす事はない!」
「ただちに…人体に影響が出るものではない!」
「ただちに…害がない!」



原発からの放射能漏れで…記者会見があるたびに
耳にタコが出来るほど、このような言葉が繰り返されます。



放射能は、目に見えず、匂いもなく、…
『ただちに症状が現れない』からこそ恐れられているのです。
したっがて、コレはまったく説得力が無いと思うのですが、
念仏のように、イヤ開き直ったように声を大にして繰り返されます。



国は消費期限が切れた食品を販売する業者を厳しく取り締まります。
消費期限が切れた食品を食べたからと言って
「ただちに健康に及ぼす事はない!」し、
まして「何年か先になって健康に及ぼす事もない!」でしょう。
…ようするに”ただち”にも”将来”にも健康に害は無いのに
食品は廃棄処分され業務停止の厳しい制裁を課しているのです。(^_^;)



核や放射能の恐ろしさを体感した世界唯一の被爆国家ニッポン。
”核アレルギー”とも言われる、この国で原子力発電を推し進めるために、
原発の地元住人や国民に対して、ことさら安全性ばかりを強調してきたのも
政府の戦略だったのではないでしょうか。



何事においても”危険”や”リスク”は付きものであるという事。
大切なことは、それを自分の目で見極める感性を鍛える事。
そして…それなりの”覚悟”を持っている事だと私は思っているのです。



それなのに、国は実態よりもマニュアル化した安全・安心基準を大量に作って
それを厳しくチェックし「安心・安全」の大安売りをしてきたのではないでしょうか。



それがココに来て「安心・安全」が見事に崩れ去り…
これまでの基準を大きく超えても「ただちに…大丈夫」と繰り返されても
ただちに…”覚悟”を決めて笑うしかないようです(^_^;)



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