八百長


大相撲自身が存亡の危機にあるようです。
八百長問題は以前から有ったの無かったなのと騒がれてきたわけで
またいつか再発しトカゲの尻尾切りが繰り返されていくとは思っていましたが…
今回はそれだけでは済まされないような気配です。
 


相撲協会はこれまで「八百長などまったく無い!」と断言し裁判や訴訟で勝って
きたわけですから、このような騒ぎになるのは自業自得かも知れませ。



八百長」という言葉は相撲界で使われ一般的になったもので
いわば相撲の伝統とともにあるもので良いと悪いとかいうものでは無いのです。
相撲はタダ勝負に勝てば良い、強ければ良いというものでも無い
精神的・儀式的・興行的な要素などがいろいろと取り入れられたもので
単なるスポーツでは無い”曖昧さ”があるのです。



でも、この”曖昧さ”こそが日本的伝統であり、それが相撲の魅力であり
多くの国民に愛され、外国人から見ても面白いのではないでしょうか。
この”曖昧さ”の中に八百長を許容するという大らかさがあって
そんな中で庶民は”ガチンコ勝負”する力士や、品格を持った力士を
自らの目で見抜いて楽しんでいたのではないでしょうか。



ところが、そういったモノはゼロにしなければならない!
「ちょとでもそのような行為があったら断罪すべき!」
というような風潮が相撲の世界に対してだけでなく、政治の世界に対しても…
いろいろなものに対して広がっていき
告発社会になっていくような怖さを私は感じてしまうのです。



八百長”が大きな犯罪性があるならともかく…
この世は古今東西八百長”だらけ!〜そこから真実を探す事が重要、と
大らかな気持ちで、社会を見つめて人生を楽しむ事の方が
健全な社会だと思うのですが、どうでしょう(^_^;)
 


なによりネット・デジタル時代は八百長がバレ安くなっていくわけで…
この程度の事で大相撲を潰したり、単なるスポーツにしてしまう事は
日本文化の保存のためにも私は賛成できません。(^_^;)



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