保険代理店クライシス…自己責任が財政救済(^_^;)


今の社会を見ていると口ではコスト削減などと言っておきながら
一方ではコストのかかる事ばかりやっているように私には思えてなりません。



事業仕分け』であれほどまでやって削減されるのは1兆円ほど
一方で景気対策という事で5%の法人減税をやるそうです。
この減税でまずは国の税収は1兆5千億円減る事になります
その穴埋めとしての増税部分もあるようですが、
それらを差し引いても数千億円の財政負担は増えるわけです。



問題は法人税減税をやって景気が回復し大量の雇用が生まれ
その結果税収も増え、すべて丸く収まるかという事です。



国の借金が、この数十年で860兆円ほどに膨らんでGDP比では先進国では
突出した借金国になってしまったのも、結局は無理な景気拡大路線を
取り続けてきた結果ではないでしょうか。
ようするに今の金融政策を見ていると、負け続けて破産寸前のギャンブラーが
泣け無しの金を叩いて、これまでの借金を取り替えそうとでもしているように
私には見えてならないのです。



国民の多くが望んでいる安定した雇用も
年金・医療・介護といった高福祉社会も…
景気回復をさえなければとカンフル剤”を打ち続けるのを
このへんで考え直すことがなぜ出来ないのでしょうか?



安定した雇用でなく、安定した自営…を多くの人が目指すような社会になれば
アルバイトなどで当座の生活を繋ぐことがあっても、失業の心配はなくなり
今より活き活きとした社会になるような気がします。
 


福祉や社会保障制度は国民にとって素晴らしいものように思うわれがちですが
我が国に年金制度が確立したのは太平洋戦争のまっただ中、
国民を福祉で縛り義務をおしつけ、当座の国家財政を救うという側面もあるのです。



国は最低限のセフティーネットは充実させ、その上で
ひとりひとりが自己責任で、分かち合いの気持ちを大切にすれば
かなりのコストが削減され財政難も解消すのではと思うのですが(^_^;)


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