保険代理店クライシス…お客様は置き去り?


私が、このような事を書こうと思ったのは
私の所属支社が主催したある説明会がきっかけです。



規模の拡大と売上げ増進を前提にした代理店手数料になっていく中で
それに対応出来ない代理店には、代理店合併以外にも
このような”道”もあることを紹介するものでした。



冒頭に支社長から、この案内は選択肢のあくまで参考にして頂くものでけっして
強要するもでないことを、満席の会場にむけ強調していました(^_^;)



2時間の説明会で用意されたのは以下の3つでした。
1)40社の保険会社を扱う大型代理店の募集人になるという方法。
2)代理店契約をTN社からN火災に変えるという方法。
3)TN社の「販売アシスト」を利用するという方法。



1)はそこの損保担当常務という人が説明したのですが、保険募集に専念し40社扱う
メリットと効率性しか私に聞こえてきませんでした。
マザーズ上場の新興企業が100%出資の子会社というのも気になるところです。



2)は3年前にこのブログでも触れて気になっていたことです。(^_^;)
ようするにTN社は売上げ重視の代理店手数料体系だがN火災は昔ながらの
家族的な保険会社ですから、如何でしょうか?…といったものです。
こらから代理店業を始めるならともかく、TN社のブランドでお客様から長年契約を
頂だいている代理店が、そんな理由で保険会社を切り替える事が出来るでしょうか。



3)は少し興味があったのですが、まったく論外でした。
種目は自動車保険と火災保険の集金業務の無いものに限られ
代理店は保険の紹介や誘引し、契約者に御礼をいうだけ…というものでした(^_^;)



私はとても虚しい気持ちになってきました…
なぜならば、このような事をTN社の支社がTN社の代理店にむけて説明会を開催し
誰にメリットがあるのか?という、これまた素朴な疑問です。



少なくとも私には客様を置き去りにしたハナシのように思いました。



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