長割り終身が11月に値上げ!…3


今回の長割り終身の11月からの保険料値上は日経新聞の見出しにあった
終身保険 低金利の逆風】という理由もあるでしょうが、 
同じTNA社で発売している従来の終身保険は今回の値上げの対象には
なっていません。




…という事は長割り終身が”低解約返戻金型終身保険”であったために
値上げせざるを得なくなったと考えられます。
長割り終身の特徴は保険料払込期間の解約返戻金を30%カットし、
その分、保険料を約15%ほど安くしたというものです。
すなわち契約者が任意に決めて保険料の支払期間中に解約してしまえば
従来の終身保険で貰える解約返戻金より30%少ない解約金のペナルティが
あるが、契約時に決めて期間まで解約せずにちゃんと保険料を払って貰えれば
15%ほど安く通常の終身保険を手にする事が出来るという保険です。




どうやら、多くの契約者が思ったより解約せずにいるので採算が合わなくなった
という事ではないでしょうか。
でも、それは当然の結果とも私には思えます、
このような仕組である事はパンフレットなどにも大きく掲載され、
契約時にも図でしっかり説明し、申込書にもそれを確認する押印を頂だいている
わけですから、契約者によっぽどの事情が無い限り解約はありません。




”長割り終身”を批判する方たちは、この解約返戻金が30%カットされている事を
ことさら大きく取り上げますが、昨今主流の解約返戻金をカットした医療保険に異議を
唱えれ続けているのは私ぐらいでほとんど耳にしません。(^_^;)
契約者にそのレベルも比較も何も開示せず、また保険料支払期間はほとんどが
解約返戻金ゼロのため解約以上に失効も多く、これこそ大問題ではないでしょうか。




生命保険の解約・失効をなるべく少なくし長く継続して頂こうというのが
長割り終身のコンセプトだったはずです。
それが実現しているのだから喜ばしいことで少々保険料が高くなっても、
その姿勢は崩さないようTNA社には願っています。




ふっと、保険料の値上げはせず解約金のカット率を上げる手もあるのでは?…
思ったのですが、さらに解約率はゼロに近づき採算割するかもですね(^_^;)



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