【安心社会】 【信頼社会】 


「安心と信頼の…」のなんて言いうのは
保険業界をはもちろんのこと良く使われるキャッチフレーズです。



しかし安心と信頼は相反する側面をもっているのです。
『安心を追い求めていくと、信頼が薄れていく』…という(^_^;)



その傾向は保険業界からも見受けることが出来ます。



それは保険会社の破綻や不払いから始まったと私は思っています。
”安心”を売る保険会社が”破綻”や”不払い”をするのはとんでもない事ですが、
それに対して監督官庁が真っ先に取ったのは保険会社に対する厳しい
業務停止命令などを含む制裁や規制です。
そして保険会社が契約者に求めるようになったのが『意向確認書』です。
それが”破綻”や”不払”とどのような関連があるのか私に判りませんが…
監督官庁や保険会社の”安心”まで追求すればこうなるようです。(^_^;)



そして監督官庁は保険会社を信頼せず、
保険会社は代理店はもとよりお客様まで信頼せず…(^_^;)



病院での手術の模様をビデオで撮影する仕事があるそうです。
万が一、医療事故になって訴訟になった時の為に撮影しておくというのです。
患者が手術前に『同意書』にサインさせられるのもイヤなものですが
「ココまでやるか?」と思ってしまいます。



いくらお金や時間をかけても100%の安心や安全など無いのです。
外食を楽しめるのも、乗り物に気軽に乗れるのも人間を信頼しているからです。



創業以来一人の社員も解雇した事に無いという社長がテレビで紹介されました。
社員を100%信頼していれば誰もが会社を信頼し実力以上の力となって
大きな収益を上げ続け、ほとんどが社員に還元されるそうです。



年金・介護・防衛などなど、多くの問題を”安心”で解決しようとすると
コストが掛かり、信頼が薄れ、限界が露呈するはずです。
それでも【安心社会】を目指しますか?(^_^;)



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