【軍国主義の時代】【資本主義の時代】

  
300万人以上の日本人犠牲者を出した敗戦の日から65年が経過しました。



敗戦の翌年に産まれた私はもちろん戦争を体験していませんが…
大人が集まってお酒でも入ると戦争中の話で盛り上がって”軍歌”なども飛び出し
我々の世代は戦争体験がなくても軍歌のひとつやふたつは知っているはずです。
 


私の父も母もリベラルなひとでしたが、とてもノーテンキなところがあり
その性格は私も引き継いだようです。



父は満州の特務機関員として派兵され、満州で裕福な暮らしをしていた母と
終戦直後に北京で結婚し、私を宿した母と父は満州の中国人の援助もあって
命からがら引き揚げて、祖国で私が誕生したというわけです。
父も母も、本当の意味での戦争の悲惨さは味わっていないようで
満州の暮らしを懐かしく語ってくれたものです。
しかし戦後になって知らなかった満州国の実態や悲惨な目にあった中国人や
日本人が大勢いた事を知ってショックを受け多くを語らなくなりました。



もちろん父も母も戦後…平和憲法を愛し戦争反対の姿勢を貫きました。
しかし戦時中や日本が戦争へと向かっていく時に”反対”してはいません。
それどころか純真な気持ちで日の丸を振って戦争に向かっていったのです。



父母に限らず多くの日本人がそうだったのではないでしょうか?
この時期になると、”この戦争”を検証するテレビ番組が放映、されますが
戦争を始める決断に係わった中枢にいた人たちまでが
「個人的には戦争反対だったが当時の状況から戦争に突入するしかなかった…」
といったような事を誰もが口を揃えれ言っているのです。



では…当時の状況とは何でしょう?
それは日本も外国も【軍国主義の時代】だったと言うことです。



さて…現在は日本も外国も【資本主義の時代】です。
時代が変われば、政治家、官僚、企業戦士から多くの人たちまでが
「経済成長しか見ないのは個人的には反対だったが、当時の状況からは…」
なんて事を言っているのではないでしょうか。(^_^;)



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