生命保険の資産性…16


F氏が私の薦めた”長割り終身”に加入したのは、
死亡保障は葬式代程度の最小限なものがあれば良いという事からです。
保険金額250万円、月額保険料10,710円、75歳払済にしたのも
定年後も少しでも働き続けたいというF氏の思があったからです。



今、この保険を解約したら77万円払って45万円戻ってきますが、
それ以降の掛け捨て保険の保険料は前回のブログで書いた通りです。



75歳まで保険料を払い続けたら若干の目減りはありますが
ほぼ払った保険料に近い金額が戻ってきます。
もちろん、これは75歳で解約した場合で、それ以降は解約しない限り
250万円の保険金は必ず支払われるのです。



ちなみに、前回のブログでも紹介したAN生命の定期保険で
63歳から最大保障年齢の90歳まで更新をした場合の累計保険料は412万円!
それまでに死ななかったら412万円は勿論掛け捨てになるのです。



AN生命の保険料が異常に高いわけではありません。
もしAN社より”格段に安い”定期保険があったなら是非教えて下さい。
 


『保険は掛け捨てにして、残った分は貯金でもした方がマシ』
…という理屈は少なくともF氏のケースでは当てはまらないようです。



そして、どうしても払っている保険料に負担がありムダだと思うなら
入院特約を解約すればと言いました。
81万円払って51万円戻り、その差額は57歳から6年分の保険料と考えたら
悪い買い物ではなかったはずです。
でもF氏はつい先日、大事はなかったものの救急車で運ばれるという騒ぎを
ひきおこしてたばかりのよいうで
けっきょく、この保険をこのまま継続することにしたようです。(^_^;)



私とは40年以上もの付き合いがあるF氏はとても慎重で用心深い性格です。
でも生命保険に関しては、その時その時の言場や情報にノセられ安いようで…
悲しい事に、どうやら私もその中のひとりだったようです(^_^;)



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