生命保険の資産性…10


消費者ニーズや社会的責任を果たすために保険商品が開発されるのではなく
まずは保険会社を守るために保険商品が開発される…
そんな側面もある事をこの仕事を長年やってきて感じることがあります。



それは当然といえば当然の話なのかもしれません。
保険会社が潰れてしまえば契約者すなわち消費者が困る…と
消費者の立場?で発言される”通りすがりさん”のような考えもあります。



しかし保険会社を保護するために保険に加入する人がいるでしょうか?
保険会社はめったな事では破綻しません。
万が一破綻したとしても破綻時の責任準備金9割は保障されます。
それでも心配なら数ある保険会社の中でどれを選ぶか考える?
それでも心配なら保険に加入しない事です(^_^;)



すなわち…
保険会社の”収益”の心配などして保険選びをする事は無いし
実際には、そんな事を心配して保険選びをする人はいないでしょう。
しかし現実には、保険会社にとってリスクが少なく収益が大きい”掛け捨て保険”
に消費者が誘導されていくいように私には見えてならないのです。



バブルの頃ならともかく、いくら金利が低いからと言って投資目的で
長期住宅ローンを、しかもステップ払いなんかで不動産を購入する人が
数多くいるでしょうか。
「だから、貯蓄性の高い生命保険に加入する人もいないのだ!」…
と言われそうですが…よ〜く考えて下さい。



【住宅ローン】と【生命保険】は販売者と購入者が入れ違いになるのです。
【住宅ローン】は購入者が先に”商品”を手にして、何十年かけて料金を払う。
【生命保険】は購入者が何十年も料金を払って最後に”商品”を手にする。
すなわち…
保険会社から見たら保険契約は【住宅ローン】を組むようなもので、
これまでのような経済基調が続く限りはリスクがあるという事です。
 

それは生命保険全般イヤ社会全般に共通する事でもあるです。


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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
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