保険の原価…最終回


【保険の原価】というタイトルで15回も書いてしまいましたが…
ここらへんで最終回にしたいと思います。
私がこのテーマを掲げた動機は冒頭でも述べたように
秋桜児”さんからのコメントに対応するには…私自身もまだまだ不明な点も
あって、ここで掘り下げる事が出来ればとの思いからです。



おかげさまで、アクチャリーの坂本さんからPDF10枚に及ぶレポートを初め
actuary_math さんからの貴重なコメントや興味深いリンクを頂き、
私の10年来の疑問だった【保険の原価】とは何であるか、
そして、それがどんな意味を持つか少しは理解する事が出来ました。



でも、それはあくまで私なりの理解であって…
立場や環境など人それぞぞれの受取型があると思います。
これ以上の専門的な話は坂本さんの掲示【アクチュアリーの練習張】
もっともっと幅広い論議が展開される事を望んでいます。



私は貯蓄性を備えた終身保険(私の場合は長割り終身)をお客様に充分に
なっとく頂いたうえで多くの契約を頂いています。
もちろん【掛け捨て保険】の契約も少なくはありません。
「保険料を一銭でも安くしたい」というのが時代の流れのようですが
シッカリと説明する事で貯蓄性保険の契約になる事もあるのです。
顧客ニーズはあてにならないのが生命保険と私は思っているのです。



岩瀬副社長はインフレが必ず来る事を前提に「誰も損は無い」と断定
されておられるように見受けられますが、そうならなっかたら?
定期保険は住宅ローンの【ステップ払い】のような側面もあるのです。
保険を”掛け捨て”にして、そこから捻出した資金を”投資”に回し
それで失敗したら?



生命保険は”掛け捨て保険”も”貯蓄性の保険”も…
”ネット通販”も代理店営業”も”直販社員”も…
どれも一長一短があり、大いに議論する事が望ましいと思っているのです。
そのきっかけを作ったライフネット生命に期待もかけて…
思いのままの発言をさせて頂いた次第です(^_^;)


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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
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