保険の原価…10


前回は坂本さんのレポートから【原価】について私が理解した事を書きましたが
今回は【純保険料】と【付加保険料】について…
【保険料】=【純保険料】+【付加保険料】
という”定義”を基に、私なりの理解で極く簡単にまとめてみます(^_^;)
 


この定義を見れば判るように【純保険料】も【付加保険料】も保険料の一部です。
坂本さんはディナーショーのチケット5000円(かなり安い!^_^;)を例にとって
ディナー2000円と、ショー3000円を合わせたようなもので
両方とも売値であって【付加保険料】は原価では無いと解説しています。



【純保険料】の算出は『予定利率』『予定死亡率』それに『予定事業費率』を
ゼロとして算出したもので基本的にはどこの保険会社もほぼ同水準だそうですが
【純保険料】は保険料の一部ですから儲けが上乗せされています。
 


次に【付加保険料】についてですが…上記の定義によれば
【保険料】と【純保険料】の差額が【付加保険料】ですから 
まずは【保険料】の算出方法から見てみましょう。 



わが国での【保険料】の決め方は
『予定利率』『予定死亡』それに【純保険料】算出”ではゼロとしていた
『予定事業費率』を入れて…
算出されたのが【保険料】だという事になっているそうです。
そうなれば当然のことですが【保険料】は【純保険料】を上回り
その差額が【付加保険料】と定義によって決まるわけです。



しかし坂本さんは、そこから【付加保険料】=【予定事業費】と単純に誤解する
アクチャリーまでいる事を嘆いています(^_^;)
上記の定義に従えば【純保険料】の『予定利率』『予定死亡率』を
ほんのちょっと調整するだけで、
その相対関係にある【付加保険料】は変ってくるからです。



ここまでが坂本レポートからの今現在の私のアタマで辿りついた
理解度ですが、また「違うんだってば!」と笑われそうです。
なんだか奥が深そうで算数に弱い私も興味深くなってきました(^_^;)



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