「デフレと円高の何が悪か」を読んで…4


デフレで恩恵を受けるのは、公務員とか大企業の正社員ぐらいしか
いないとも書かれています。



公務員も大企業の社員だって何時までも保障される時代ではありませんから
デフレは誰にとってもメリットが無いという事になってしまいます(^_^;)
ほんとうにそうでしょうか?



これからは少子高齢化の時代です。
収入が無くて退職金や年金暮らしの人たちも増えていきます。
そんな人たちにとってもデフレよりインフレの方がメリットがあるのでしょうか。
こんな事を書くと
”年金には物価スライド制だってある”と言われるかも知れませが
ソレは物価上昇率よりは低いと思っておいて間違いないでしょう。



年金同様に、インフレで収入が上ると言っても
物価上昇率より低いのは高度成長時代を体験してきた私は身をもって
経験している事で喜んではいられないはずです。



著者の上念さんが一番言たいのは、そんな事よりも、
”デフレでは雇用がうまれない”…働きたくても働けない人が街に溢れるような
社会は良くない、という事かも知れません。
インフレになれば消費者がモノを買うようになり経済が活性化し
それによって雇用が生まれる、という事でしょうか。



貧しくモノも乏しい中で高度成長をしてきた若い時代ならともかく
世界に先駆けて少子高齢化社会に一番乗りするこの国が
インフレに追いつかない収入でもって
国民がモノをどんどん買って消費をしていくでしょうか?



日本が札びらを大量に印刷すると宣言すれば円は暴落し
【円安】になる事は確実でしょう。
輸入の全てが高騰し【インフレ】にもなるのも確実でしょう。


それで雇用が生まれ人々は幸せになるのは確実でしょうか?(^_^;)



人気blogランキングへ


このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。