「デフレと円高の何が悪か」を読んで…3


次に…円高は”悪”だと言う、いろいろな根拠があげられています。



その主な理由は以下のようなものです。
(1)円高だと日本の輸出産業は打撃をうける
(2)円高だと安い労働力を海外に求め失業者が増える。
(3)円高だと輸入農産物の値段が下がって農業が打撃をうける。
 


(1)は…円高で売れなくなるような付加価値のない物の生産は
発展途上国に任せて、円高になっても価値がある製品だけを製造し
輸出すれば良いだけです。
(2)は…このテーマの一回目でも述べたように
失業は”奴隷解放”の第一歩で私は悪いこととは思っていません(^_^)
(3)は…消費者は本当に農作物は安けりゃ良いと思っているでしょうか?
豊かな水と肥えた土、美しい四季に恵まれた、テマヒマかけて丹念に作られて
地生地産の農作物が値段が安いと理由だけで打撃を受けるでしょうか?
そのような農作物なら値段がいくら高くても輸入したい国もあるはずです。



少子高齢化・人口減少の国で人件費の安い若い国と同じレベルで
製造コストを争っても勝ち目は無いですし、第一楽しく無いのでは(^_^;)
日本が輸出する製品の元となる原材料やエネルギーは輸入品がほとんどで
それは円高の方が安く輸入出来るわけです。
円高で安く原材料を輸入し高付加価値で円高でも輸出出来る商品に
特化すれば良いだけでは無いでしょうか。



そのような理由で…
国民全員が保有している○○○兆円もの国際的価値を下げられ
コストの掛かる外国とのお付き合いや買い物をさせられては
たまったものではありません。
円高は観光や留学など外国人誘致に不利という見方もありますが。
ドルが360円の時代にアメリカに憧れて渡米した日本人も沢山いたのです。



平和で豊かな自然に恵まれた世界一の長寿国ニッポンで
田舎暮らしのロングステイをしてECOな日本文化を味わう!
円高でも海外から多くの人がやってくる時代になるかも知れません(^_^;)



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