損保代理店と生保…5


保険会社が考える【規模と成長】を最重要視した代理店政策と、
【小規模(自営)】の代理店と、どちらが持続可能で現実的か?
あくまで私の立場からですが検証させて頂きます(^_^;)



まずは保険会社の考える【規模と成長】です。
これによって大規模て成長を続ける事が出来る代理店と、
売り上げが少なく成長性の無い代理店とでは、
代理店の生命線である手数料に大幅な格差がつけられました。



この国は人類が今だ経験した事が無いという
人口減少と超高齢化社会を向かえようとしているのです。
クルマ一台に対して一つの保険にしか加入出来ない自動車保険に代表される
損害保険の商品が、これからも伸び続ける可能性が
この国でどれだけあるというのでしょうか?



そんな状況下において、保険代理店に【規模と成長】を求めるという事は
保険会社は自分たちに手を汚さずに
「生き残りを賭けたトーナメント合戦を代理店同士で勝手にやってくれ!」と
仕掛けているように私に思えてなりません。



最初は…「信頼出来る」「感性が近い」「役割分担が出来る」「地域性」などの
要素を考慮して小さな代理店同士の統合から始まるかもしれません。
例えば…5つの代理店が集まって5倍の売り上げになれば、
事務所などにかかる固定費が発生したとしても
個人でやっているより多く手にする事が出来るかもしれません。
しかし問題は売り上げを伸ばし続ける事が出来るか?です。
前年割れが続けば手数料は下がり続け固定費が経営を圧迫します。
 


売り上げ増大が出来なければ、新しい代理店と手組むか統合されるか!
選択が迫られ、その繰り返しの末、最終的に大きな中核代理店が残れば
代理店のリストラ成功というシナリオでしょうか。



しかし全国の小さな代理店が地道に時間をかけて培ってきた
フェース・トゥ・フェースの信頼関係も同時に消滅させる事になるのです(^_^;)



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
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