損保代理店と生保…4


ようするに…生保営業の多くは見込み客を見つけ出すこと、
その見込み客と信頼関係を構築することにエネルギーを費やすようです。
一方、損保の代理店はある程度のキャリアを積んでいくと
必然的にお客様との信頼関係は構築されていくが,
更新や事故対応などに追われるようになり、
生保の契約に結びつける時間的・精神的余裕がないというのです。



このような状況の中で、代理店手数料が抜本的に見直され、
それによって代理店の統廃合が推進され…保険会社の代理店管理の負担を
軽減し効率的経営を目指そうというもののようです。
それは代理店に対して”規模”と”成長”を最重視したもので、
それに対応出来ない代理店は淘汰していこうというように見受けられます。



小さな代理店は大きな中核代理店に統合される事によって
”保険の募集人として保険営業に専念して頂ける”…
というメリットをあげているようです。



確かに、面倒で手間ヒマの係るメンテナンスや事故対応や異動や諸々の処理
が無くなれば代理店の時間的負担は大幅に軽減され、
その分を売り上げ増大に集中すれば効率的な募集活動が展開され、
すべてが上手く回転するという計算でしょう、多分。



しかし、そんなに上手く効率的にいくでしょうか?
保険に加入したい人たちがヤマほどいてサバキ切れないならともかく
状況はまったく逆です(^_^;)



今こそ契約者との人間としての信頼関係を軸に、
例え顧客数は少なくても…
例え小さな契約でも…
生保も含めて提供していくことが出来る
固定費のかからない小さな顔の見える損保代理店こそが
21世紀の保険営業の理想だと私は思っているのですが。(^_^;)



現実は、これとまったく逆行する道が用意されているというわけです。



人気blogランキングへ


このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。