生保営業とモチベーション…3


困ったことに…私のような長い時間軸で代理店営業を考えるのは
どうも保険会社から見ると好ましくない代理店のようなのです(^_^;)



与えられた目の前の職務をこなしていけば高給が保障される保険会社の社員と
代理店を同列に考えるのは問題だと私は思っているのです。
実際、私がこの仕事を始めた頃に注目された代理店の多くが今は無く
地道にコツコツやってきた代理店が私の知る限りですが多く残っているのです。



私が代理店研修生の時代、保険の事もよく判らないまま
キャーンペーンという事で販売した保険商品が5年後・10年後に満期を向かえ
お客様から「契約時に聞いた話と大分違ったね」とイヤミを言われました。
もちろん、その当時にキャンペーンを仕切った社員は転勤しお客様と向かい
あうことは決してありません。
何時までもお客様と顔が見える関係で歩まなければならない代理店と
保険会社の社員とは根本的に違うと、私は思っているのです。



しかし保険会社はそうは思って頂けないようです。
それどころか、ますます目先の収益や効率性を優先し、
保険会社と同じ歩調で規模の拡大を図る代理店を優遇し、
私のような小規模零細代理店は淘汰の対象のようです(^_^;)
それは新しい代理店手数料の改定を見れば歴然です。



あたりまえの事ですが…
保険会社も代理店もビジネスですから利益を上げなくてなりません。
大型代理店に支社機能を持たせて保険会社の負担を軽減するといった
物理的な事に異を唱えるつもりはありません。
しかし、お客様と代理店の顔の見える関係がドンドン希薄化され
短かい時間軸での代理店経営が本当に可能なのでしょうか?



この不況の引き金ともなった金融危機の大きな要因は
リーマンを初めとする世界の金融機関が目先の利益を追いかけ
責任の所在を曖昧にし短時間で富を得ようとしたからではないでしょうか?


まともなことには”時間”がかかると不器用な私は思うのですが(^_^;)



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