本当の豊かさ…2


晦日に録画していた【朝まで生テレビ・新春SP】を見ました。
テーマはもちろん『どうなるニッポンの景気と生活!?』
出て来るパネリスト総勢16名中、半分が政治家
経済政治外交の学者・評論家・記者といった専門家が6名。
それに会社経営者と精神科医がひとりづつといったメンバーです。
もちろん司会は田原総一朗(^_^;)



ようするに今の日本の経済や政治にどっぷり浸かった専門家ばかりで
延々5時間近い討論をするわけです。
そんな中でただ一人、そういった分野とは関係のない精神科医香山リカ
田原から質問が振られはじめて重い口を開きました。



GDP比がどうしたとか成長ばかり目指すのではなくブータン王国
GNH(国民総幸福度)を目指すような新しい価値観が必要ではないか…」
と私と同じような意見を口にしたら、それを遮るように
ブータン程度の国ならともかく価値観が多様化した日本では出来っこない!」
国際政治学村田晃嗣に一蹴され打ち切られてしまいました。



私は”朝生”を昔から見てきたのですが、これが少し昔だったら
大島渚とか野坂昭如といった毒舌で元気がよい文化人いて幅の広い議論に
展開したのですが、これでは戦時下の御前会議のようなものになってしまいます。



…と、ここまで書いて、私は同じような事を以前に書いたのでは?
と思ってブログを検索したら調度1年前にも書いていました。(^_^;)
ようするに政権が交代しようと毎年同じようなことが繰り返され
私は同じような事を感じ続け年月だけが経過しているということです。



ギャラが少なく視聴率が稼げる政治家を使った番組が目立つような気がします。
政治家がテレビに出て自由に意見を云うことは私も賛成ですが、
それによって国民がますます政治に依存するようになっては危険です。



なぜならば、政治や経済ではひとりひとりが感じる”本当の豊かさ”は
提供出来ないからです。……もっと言えば!
政治や経済はソレらを犠牲に拡大するという側面もあるからです。(^_^;)



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