岩瀬大輔著『生命保険のカラクリ』…最終回
以前から岩瀬大輔さんのブログも拝見し楽しみにしていただけに…
『生命保険のカラクリ』がこれまでの生保本の次元とあまり変らないことに落胆し
結局私も同じような次元の内容の繰り返しになってしまったようです（＾_＾；）
「これまで学んできたこと、培ってきたスキルや人間関係を総動員して
新しい事業を興し、それを通して社会に革命を起こすような仕事をしたい」
…ハーバードMＤAを超優秀な成績で卒業した岩瀬さんの志です。
そんな岩瀬さんに生命保険会社設立の参画話が持ちかけられ、
その志を持って今の仕事に取り組んでおられるようです。
ライフネット生命は従来の保険会社の資本が入らない、
まったく新しい独立系の保険会社であるというのも看板のようです。
保険会社設立には莫大な資本が必要で、それだけの資本を集めるためには
それなりの説得力が無ければなりません。
それだけ若い岩瀬さんに寄せられる期待は大きいものと思います。
もうちょっとうがった言い方をすれば
岩瀬さんの経営参画を看板に資本を集めたという側面も否定出来ないのでは
ないでしょうか？
投資はとうぜんのことですが、投下資本以上の見返りが無ければ投資とは
言えません、岩瀬さんは保険の素人である事など投資家には関係ないでしょう。
それどころか保険の素人だからこそ、MＢA の超秀才の若者であるからこそ
投資家やスポンサーの熱い目が注がれるのでは無いでしょうか。
…ようするに、岩瀬さんは生命保険というビジネスを通して大きな利益を上げ
それを投資家やスポンサーに還元しなければならないというミッションを
最初から背負う運命にあるようです。
消費者にとって安くで素晴らしい保険を提供し、しかも大きな収益を上げて
投資家に還元する事が本当に可能なのでしょうか。
くれぐれも自分を見失わず志を大切に、そして私は…
新しい風に期待しながら見守って行きたいと思っています。
このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。
