岩瀬大輔著『生命保険のカラクリ』…4


保険選びのポイントとして3つの要素を上げています。 P214
1)保険事故の発生確率
2)預かった保険料の予定利率
3)事業運営のための経費・利益




一般のお客様がこの3つの要素を見て本当に保険選びが出来るでしょうか?
”保険選びのポイント”ではなく”保険料構成されるポイント”だと思うのですが…
これが”保険選びのポイント”だと言われた消費者は1)2)での選択は難解でも
3)でライフネットは徹底したネット通販で経費削減をし付加保険料を公開している
日本唯一の保険会社となると、自ずと誘導されるのではないでしょうか。




保険はシンプルに…というのは私も同意見です。
でもシンプルなものほどお客様は興味深く色々な質問をしてきたりするので、
しっかりと保障内容も仕組も理解し、その結果として契約も長続きするのです。
ようするのシンプルな保険ほどテマヒマや専門知識が必要になってくる
というのが私の考えです。
サブプライム関連の金融商品のような複雑な商品ほど、
テマヒマかけずに誰でも簡単に売ることが出来るのです(^_^;)




10年の定期保険1000万円はどこの保険会社で加入しても保障が同じだから
少しでも安い保険会社の保険に加入すれば良い?…ほんとうでしょうか?
たしかに10年以内に死亡すればどこの保険会社でも1000万円は貰えます。
しかし…
●重病になってしまって保険満了で打ち切られるのと、
健康状態に関係なく自動更新出来るとでは大きな違いが出てきます。
●年間で保険契約の約1割が解約・失効されるということは…
生命保険の5年後生存率は約半分という事にないます(^_^;)
契約時は意識しなくとも解約返戻金の有無は家計に響く問題です。
●将来の健康状態に関係なく『定期保険』を『終身保険』に切り替えられる
【変換制度】がある保険会社と無い保険会社があります。
 



シンプルに見える定期保険も奥が深いのです。
ついでに、約款もいくらシンプルにしても奥が深いのです(^_^;)
思い込みで”通販”に加入している人たちも多いのではないでしょうか。



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