統廃合・M&Aで利益を得るのは?


相変らず企業の統廃合・M&Aのニュースが毎日のように
経済紙を賑あわせています。
一方で、雇用や所得が社会問題として、また政治の大きな課題として
取りげらています。




企業が統廃合やM&Aをする事によって
雇用や賃金が減る事はあっても、増える事はあるでしょうか。
なぜならば、企業の統廃合やM&Aの目的は(一般的に)
【競争力を強化し効率化を促進しコスト削減を図り収益性を高める事】 
ですから人件費は大きなコスト削減の対象になるというわけです。




なぜ”今”大企業の統廃合やM&Aが活発になったのでしょうか?
簡単に言ってしまうと、1社では生き残れない時代になったという事でしょう。
何で1社では生き残れないかと言えば…
(1)グローバル化したマーケットを相手にしていくための競争力強化。
(2)マーケットが縮小傾向に有ってこのままだと収益が悪化していくから。
…といったところでしょうが(1)は積極的(2)は消極的目的であったにせよ
どちらにしても、『生き残りをかけて勝負に出た』という事には変りはないようです。




では消費者にとっての企業の統廃合やM&Aによるメリットは何でしょうか?
それによって企業が存続する事はメリットかも知れませんが、
例えばキリンとサントリーの統合による合理化で
”お好みだったモルツ”が無くなってしまえば消費者にはデメリットです。




雇用や賃金に関しては冒頭にも述べた通りです。
すなわち今さかんに行なわれている企業の統廃合やM&Aは消費者や
そこで働こうという人たちには、あまりメリットなど無いという事です。




では誰がメリットを受けるのでしょうか?
企業の経営陣や投資家や税収が望める国家というところでしょう。
但し、生き残りをかけて勝負に出たのですから…
勝負は負けることだって考えられるのです。(^_^;)




なぜ?戦うのでしょうか?それが企業の宿命なのでしょうか?
保険のハナシに持っていく前に今回は終わってしまいました(^_^;)



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