小さいことはよいことだ…3


「小さいことはよいことだ」…といくら私が叫んでも(^_^;)
「大きいことはよいことだ」…とでもいうように経済新聞の見出しには
キリンとサントリーのような大手同業社間の統合が毎日のように報道されます。
企業統合には色々な目的がありますが…
昨今のこのような統合の多くは厳しい経済環境の中での
生き残りをかけて闘っていくための、やむにやまれぬ手段ではないではしょうか?




このような統合による大型化で喜ぶ消費者がどれくらいいるでしょうか?
このような統合による大型化で喜ぶ従業員がどれくらいいるでしょうか?




こんな事を言うと、企業あっての消費者・従業員なんて反論があったりするのでが
そんな中で従業員がリストラにされていくのです(^_^;)




そもそも”生き残りをかけて闘う”という事は…
それに敗れたものは生き残る事が出来ないという事で
社会全体からいったら殺伐とした世の中という事ではないでしょうか。




世の中にはスケールメリットが無くてはやっていけない産業や団体も
数多くありますが、それも程度問題で大きくなりすぎたら破綻していくのは
歴史が証明しているのです。




「せまじきものは宮使い」…という歌舞伎の名台詞がありますが
昔から真面目な日本人は組織の中で苦しみ犠牲になって生きてきました。
封建時代を支えたのも、戦前の帝国主義を支えたのも
そして戦後の企業社会を支えたのも、
自己犠牲をしてでも組織のために尽くす日本人の特性があったからでは
ないでしょうか。




しかし組織は個人を犠牲にし、大きくなればなるほど個人は歯車としての
存在となり、責任の所在も曖昧になっていくのです。




…とココまで書いたところで私はふと思いました。
日本人はひょっとしたら、大きな組織の中で歯車となって働く事が大好きな
世界でも珍しい国民ではなのか?と(^_^;)



人気blogランキングへ



このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。