なぜ?免責がつけられない!


古くからご契約頂だいているあるお客様から
「保険料を1万円ほど安く出来ないか?」との要望がありました。
車両保険には加入されておらず家族限定もつけているので
対物の免責ゼロを5万円の免責をつけるとどのくらい安くなるかと
思いPCに入力しようとしたのですが、なぜか出来ません。




ヘルプデスクに訊ねたら、新しい自動車保険は全て免責ゼロに
なったというのです。
その理由を訊ねると「事故時に知らなかったとのトラブルが多いため」
…というのには呆れてしまいました。
何のための【意向確認書】(契約内容確認書)でしょうか?




契約者に判りづらく形式的な【意向確認書】の導入については
このブログでも、また保険会社にも異議を唱えてきましたが…
こんな理由を持ち出すという事は、保険会社自身が意向確認書の
効用をまったく考えていないという証拠ではないでしょうか。(^_^;)




保険設計をする上で免責金額はとても重要なポイントだとと私は思っています。
保険料がどうしても高額になる法人契約などでは免責金額を大きくとって
保険料を安くして、小さな損害は契約者が負担し大事故に備える
なんてことはリスク管理の常識です。
何でも保険で支払われるからと安心するより、この方が社員ひとりひとりの
リスク意識も向上し良いことではないでしょうか。



これは家計分野の保険でも同じ事が言えるはずです。



しかし入院初日から給付の医療保険が常識の昨今です。
私は所得補償(超保険)では免責90日以上をつけ保険料を安くしたものを
薦めています、本当に必要なのは長期の所得補償だからです。




国内生保の主力である大型パック商品のような自動車保険をしてしまい、
ソレをお客様がこの厳しい時代にほんとうに受け入れてくれるのか?
原点に戻って考えてほしいと思うのは私だけでは無いはずです。



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
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