『自動車保険値上げ』記事に思う…その3


Yさんの怒りは少し収まったようですが、
そんな事で納得するYさんではありません、さらに追求は続きます(^_^;)
「”自賠責保険”はかなり値下げになったのに何で”任意保険”は上げるのよ?」




確かに今回の【参考純率】の収支悪化の理由として…
”対人賠償”や”搭乗者傷害”の保険金支払いが増加した事を上げています。



交通事故発生件数の減少による”自賠責保険”の値下げは明確です。
自動車事故での人身賠償においては…まずは”自賠責保険”で支払われ、
その基準を超える金額が”任意保険”が支払われるという仕組です。
したがって”自賠責保険”の保険金支払が減ったのに
”任意保険”の保険金支払いが増えるというのは理屈にはあいません。




『小額損害の事案に関する保険金の請求・支払いが増えた事』…
という事は”自賠責”と連動しない”搭乗者傷害”の支払いが推測されます。
しかし、その支払い方式は”日数払い”から”部位払い”へ、
また傷害保険関連の約款改定で自動車事故で最も一般的な”むちうち”を
不担保にしたり保険会社はすでに対策済なのではないでしょうか。




また保険金支払い増加の理由は
『保険会社が事故発生時にお支払いの可能性がある保険金をすべて
ご案内するという対応の充実をはかったため』…というのは、
これまでが不当な利益を得てきたという事では無いでしょうか?(^_^;)




保険料収入が減った理由として
※保険料が低いコンパクトカーが増えた事
※無事故割引の割引率の低い契約者が増えた事
※保険料の高い若年ドライバーが減少した事…などが上げられていますが
そんな理由での保険料値上げが通用する時代でしょうか?




結局Yさんを納得さす材料は見つかりませんでしたが
逆にYさんから慰められてしまいました(^_^;)
だからと言ってYさんがいつまでも更新してくれる補償などありません。



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