『自動車保険値上げ』記事に思う…その2


「60歳からの保険料が上るってホント?」
Yさんからの突然の電話で前回のブログは中断する事になりましたが
なんというタイミングでしょう?(^_^;)
Yさんが今回の情報をどこから得たかは確認しませんでしたが、
日経の記事でも【60歳以上では2割近く上るケースもある。】と掲載されています。
昨年定年を向かえクルマを5台保有するYさんには聞き捨てならないニュースです。




でも、これは前回のブログでも書いたように…
発表された【参考純率】は自動車保険の各保険会社が保険料を算出する
うえで参考にするいわば原価?のようなもので、
実際の保険料は保険会社の裁量で決められのです。




私はYさんにそのコトを伝えたのですが…
「難しいハナシは判らないが?だったらどうしてこんなに具体的な事を書くのか?」
…私も思っていた事ですから反論できません(^_^;)




こうなったらYさんと一緒に考え推察するしかありません。
●なぜ?決まってもいない保険料が具体的に報道されたのか?
●現実にこのような値上げが行われるのか?…の2点です。




同じような内容の報道がされているという事はプレス・リリースを基に書かれ
そこにそのようなニュアンスがあると推測されます。
プレス・リリースを出すのは損保会社が組織する【損害保険料率算出機構】です。
すなわち損保会社とすれば値上げの既成事実を打ち上げて
様子を見ながら各社で対策を打ち出そうという作戦ではないでしょうか?




ではYさんが心配するようにTN社の自動車保険は20%も上ってしまうのでしょうか?
現実もにはソノ半分も上らないと思います。
なぜなら、世論はもとより代理店からも強い反発があり…
保険会社は「だったら代理店にもその分を少し負担してもらって」と
またまた代理店手数料がカットされると推測するからです(^_^;)




Yさんもそうですが高齢の契約者は一般的に代理店との付き合いも長く
少々の値上げだったら付き合って頂けるか可能性もそこそこあります。
このようなアドバルーンを揚げて、数パーセントの値上げと手数料カットの
両方が出来たら保険会社としたら”おんのじ”だと思うのです。多分(^_^;)



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