『自動車保険一斉値上げ』の記事に思う


自動車保険が値上げになるそうだけど大丈夫?」
宮崎に住む87歳の妻の母親から電話がありました。
私たちの生活を心配したのでしょうが義母なりに衝撃があったようです。




このような新聞の見出しを見て
来年度から自動車保険の保険料が5.7%ほど値上げされると
思う人がけっこういるのではないでしょうか?




しかし正確にには【損害保険料率算出機構】という損保会社が組織する団体が
各損保会社の事故支払いデータなどを集計して算出した【参考純率】というものが
5.7%上ったというものです。
【参考純率】は各保険会社が保険料を決める時のあくまで目安にするもので
来年の4月から保険料が一斉に5.7%上がるというわけではないのです。




でも、なぜかこのニュースは宮崎の義母までが心配するほど(^_^;)
日経新聞だけでなく全国地方紙からテレビまで幅広く報道されました。
それでなくとも自動車保険の小刻みな値上げや搭乗者補償の削減の中で
既存の自動車保険契約を繋ぎ止めている代理店にとっては
決して印象の良いニュースではありません。
 



5.7%アップは、保険料ではなく事故データから算出された
いわば保険の”原価”に近いものではないでしょうか?
商品の原価が5.7%上ったからと、その商品の小売価格が5.7%
上ることはないはずです。
物が売れないこの不況時代、多くの商品は原価が上ってもそれが商品価格に
転化できずに苦しんでいるところがほとんどです。
 



でも、なんでこんな時期に来年度の保険料の値上げを連想させるような情報を
損保会社が組織する団体から発表され大々的に報道されるのでしょうか?




と…ここまで書いたところで、自動車保険のお客様Yさんから電話がありました。
「60歳からの保険料が上るってホント?」…というものです(^_^;)
彼は自動車マニアでクルマ5台を保有し、昨年定年を向かえた古い友人です。
いやはや、この反響は相当なものです。
1時間以上もハナシこんだめ、この続きは後日にさせて頂きます。(^_^;)



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